04/15
  『インテリビレッジの座敷童』 すねこすり/未来は誰にも予測不能 感想

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やだ…すねこすりマジでカッコ良すぎるよぉ…!

…というワケで、「過去」「現在」と来て第3章「未来」をテーマにした菱神舞さんサイドの話なんですけど、(参照)
今までのパターン通り、主人公のパートナーキャラである…弱小妖怪・すねこすりが語り部になっていましたね。
裏社会の巨大組織・「百鬼夜行」で仕事をしている、どこからどう見ても豆柴にしか見えない無害な妖怪…。(全長30センチ)
まぁ一応「妖怪」なので「不死身」だったりするんですけど、そのせいで舞さんから弾丸の盾にされたりする、
なんとも悲しいキャラなのです…ほんと完全に「舞さんのツッコミ役」だからなぁ…ただの癒やしキャラだべ…。

まぁそれはさておき、今日も今日とて舞さんは元気に悪党をぶっ殺します!ヒャッハー!
妖怪がらみの事件を解決する、フリーランスのエージェント・菱神舞…彼女は今日も「百鬼夜行」から仕事を受けて、
目の前の人間を血肉へ変えていく…すぐ横でガクブル震えているすねこすりも気にせず、仕事を超解決するッ!
はぁ…本当にこの人は悪党キラーだなぁ…まぁ舞さんは「正義のヒーロー」というワケではなく、
あくまで「仕事の関係上、戦う相手が悪党なだけ」なんですけどね。無実の人は"あんまり"殺しませんし。

そんな感じで今日も絶好調だった舞さんは、すねこすりと一緒に「そば屋」でズルズルそばを食べていましたが、
その店のテレビで…「菱神舞という女性が死亡した」というニュースが流れましたね!
ありえない…舞さんは現にここで食事中だし、同姓同名の赤の他人が死んだのか?
いや、それも無い…どうやら「菱神舞」という名前の出生届けはどこにも出されていないらしく、(舞さん自身も含めて)
このニュースは普通に見ても、裏の視点から見ても「ありえない」ようですね…。
つまりこのニュースは、菱神舞に対する「誰かさん」からの挑戦状だ、と―――ッ!!!
そんな感じで今回の話は、舞さん&すねこすりが…その「挑戦状」を叩きつけた黒幕を探し出す話でしたね。

そして「手がかり」から「手がかり」へ進む過程で、どんどん人殺しをする舞さん…。
襲ってきた「中の下レベルの殺し屋」を鮮やかに窒息死させたり、「どうせ悪党でしょ」という理由で、
スモーク式の殺虫剤をブチ込む→車の中に閉じ込めたり、呪いを使ってきた相手をミンチに変えたり、
人間をロープで宙吊りにする→油性マジックでバッテンを書いていく→釘打ち機で穴だらけにする、など…。

おおう…いや、上でも書いているように、舞さんが殺しているのは「殺されても仕方ない外道」ばっかりなんですよね。
事実、見た目は強面マッチョだけど小心者のマイケルさんは殺しませんでしたし…。(この人良いキャラだわー)
…それでも、油性マジックでバッテンを書かれて、くすぐったくて「うひひっ!」とか言ってた剛士晶さんが、(参照)
舞さんによって穴だらけにされたと思うと…なんかこう…モヤモヤするんですよ…。
カタルシスの欠片も無いんですよ…そりゃすねこすりもガクガク震えるわ…インテリはホント残酷やでぇ…。

まぁそれはさておき、ついに舞さんは…「黒幕の少女」まで電話越しで辿り着きましたね!(名前は不明)
どうやらその少女は、巨大組織の影のボスとして働きつつ…「油取り」のパッケージで
壮大な計画を企てていたようです…その計画の邪魔になりそうだったから、菱神舞に挑戦状を叩きつけた、と…。
しかしその黒幕少女は、舞さんと対決する気など無いらしく…パッケージのコアである「油取り」を回収して、
身を隠す気のようですね…そしてその油取りのコアは、老人ホームの地下に隠されている!
「立地的に都合が良かった」という理由で、なんの罪もないお爺さんお婆さんが眠っている家の地下に、そんな物が…!

もしその「黒幕の少女」が本気なら…「目撃者の口封じ」として、お爺さんお婆さんが殺されるのは必然です。
プルプル震えながら「どうするんですか!?」と叫ぶすねこすり…すると舞さんは、当たり前のような口調で、
「老人ホームの人間を見殺しにする」という決断をしましたね!
まだ相手の手札が分からない…馬鹿正直に突っ込むなんて愚の骨頂、だから様子見する為に、見殺しにする、と…。
そう…上でも言いましたけど、舞さんは「正義のヒーロー」なんかじゃないんです…あくまで「仕事人」なんです。
だから仕事の都合上、それが最善なら一般人だって殺す…恐らくこの決断も、正論なんでしょう…。
その事実を、すねこすりも分かっている…それでも、それでもすねこすりは、口を開かずにはいられませんでしたね。

すねこすり「……ふざけてんのかゴキブリ野郎」

うわー!すねこすりが言ったー!すねこすりが最高のセリフを言ってくれたァーッ!!!
…なんとすねこすりは、舞さんに対して…丁寧な口調もやめて、とんでもないセリフを吐きましたァ!
もうこのシーンは痺れましたね…今までさんざん舞さんから振り回されて、無力な弱小マスコットだったすねこすりが、
あの…あの人類最強レベル舞さんに対して、真正面から「ゴキブリ野郎」と言い放つなんて…!
ちくしょうカッコイイわ…本気モードになるとガラが悪くなる鎌池先生作品のキャラ良いよね…。

というかね…このすねこすりのセリフが、めちゃくちゃ読者の気持ちを代弁してるんですよ…。
以前も言いましたけど、舞さんって格下に対して"だけ"鬼のように強いキャラなんですよね。
自分と同レベルor格上が相手の場合、ほぼ100%苦戦します…そして格下の場合、ヘラヘラ笑って肉塊へ変える!
そして今回も、相手の手札が分からないから、一般人を見殺しにする…正直、私は舞さん好きじゃないです。
まぁたぶん鎌池先生も狙ってこういうキャラを作ってるんでしょうけど、だからこそ、すねこすりのセリフが最高でね…!

そしてすねこすりは、舞さんと別れ…たった1人で、お爺さんお婆さんを救う為に「老人ホーム」へ向かいました!
「わんわん!私は未来が視える妖怪なんです!ここに竜巻が来ます!」と言って、
お爺さんお婆さんをシェルターへ案内するすねこすり…必死で避難誘導を続けます。
―――が、ここでついに…「油取り」のコアを回収する為、「黒幕の少女」が現れましたね!
いや、「現れた」というより…今まですねこすりの行動を観察していたようです。罠なのか、正真正銘のバカなのか…。
そして「正真正銘のバカ」だと分かったからこそ、こうして殺しに出てきた、と―――ッ!

…どうやらその少女は、妖怪殺しに特化した式神アーマーをつけているらしく、(参照)
鬼殺しの英雄…「桃太郎」の力を使っているようです。シャーマンキングだこれー!
いやまぁ、真早さんのサイトを読めば分かる通り、意図的にオマージュしたデザインなんですけどね。
それに「桃太郎」「サル」「イヌ」「キジ」のパーツを散りばめたキャラデザは、オマージュを抜きにしてもカッコイイじぇ。

そしてその黒幕の少女によって、すねこすりはボッコボコにされていきます…。
…この黒幕の少女は、この桃太郎アーマーで「妖怪が殺せるフィールド」を作れるらしく、
本来は不死身のすねこすりも、普通にダメージを受けてしまうようですね…つまりこのままだと、死んでしまう…!
だけど無害な妖怪であるすねこすりに攻撃方法なんて無く、ただ逃げる事しかできない…ッ!


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―――が、すねこすりは…死を恐れず「ガス爆発」を起こしましたね!
どうやら、戦う前からあらかじめチューブを歯で噛んでおいて、この場所全体にガスを充満させておいたようです。
そして100円ライターの火打ち石で着火…黒幕の少女ごと、自爆した、と―――!
もう本当に痺れたわ…てっきり舞さんが助けに来るパターンかな?と思ってたら、
まさか最後まで自分でやり遂げるなんて…マジでカッコイイよ…すねこすりカッコ良すぎるよ…。
しかも今回の話で明かされた設定ですけど、実は子持ちの父親で、(5センチぐらいのミニすねこすりがいる)
消えた妻を探す為に「百鬼夜行」へ足を踏み入れた過去があるとか、実はこっちが主人公だろ…!

そして爆発の後…瓦礫の下から、ボロボロのすねこすりが出てきましたね!やったー生きてた!
どうやら体が小さいおかげで、爆風でふっ飛ばされ…爆炎を浴びなくて済んでいたようです。
もう文句なしの大活躍でしょう…それでもすねこすりは、「お爺さんお婆さんが1人でも死んだら私の負けだ」と言って、
ボロボロの体を引きずってシェルターまで向かいましたね…彼らを生還させるまで倒れない、と…!
はぅあぁ…ほんとなんてカッコイイのすねこすり…インテリの中じゃ隼さんに並ぶレベルまでカッコイイぞ…。

―――が、すねこすりが歩いて行った少し後…爆心地から、黒幕の少女が出てきました!
どうやら彼女も生きていたようです…しかしガス爆発をまともに食らったダメージは大きく、
全身は焼けただれ、髪の毛も消え…「グロテスクな人体模型」のような風貌になっていましたね。おおう…。

そしてその黒幕少女は、自分をこんな風にした弱小妖怪をグチャグチャにして殺すため、
ゾンビのように歩き出しましたが…ここで舞さんが機関銃を乱射ァ!穴だらけになる黒幕少女!
どうやら舞さんは、すねこすりの活躍を影から見ていたようですね…この人は美味しい所だけ持ってく事が多いなぁ。
それでも…そんな舞さんでも、このすねこすりの活躍は想定外だった…だから彼女は、
いつもの余裕ぶった笑みではなく…心の底から敬意を払って、感情を感じさせるように、笑って言いましたね。

菱神舞「…最高にカッコ良かったぜ、ベイベー☆」




もう本当にね…すねこすりがカッコよくてね…全国のすねこすりファン必見の短編でございましたよ…。
また、作中でもチラホラ言われている「菱神家」の秘密がちょっとだけ明かされる話でもありましたね。

« アニメ ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第2話 「裁くのは誰だ!?」 感想  |  雑談コーナー 2014年4月14日 »

コメント

何の力も持たないような弱者の奮闘は何時の時代も何時の場面でも興奮するなぁ……

MTL |URL | 2014/04/15 21:57 * edit *

すねこすりと聞くとどうしても妖怪大戦争を思い浮かべてしまう

(●)(●) |URL | 2014/04/15 22:06 * edit *

よっ!!
待ってました!!

学園都市の名無しさん |URL | 2014/04/15 22:53 * edit *

すねこすり・・・かっこよすぎ・・・

  |URL | 2014/04/15 22:59 * edit *

すねこすりさん……流石っす

学園都市の名無しさん |URL | 2014/04/15 23:04 * edit *

意思が強いキャラってやっぱり、かっこいいよなぁ…

tatsusaubar |URL | 2014/04/15 23:08 * edit *

すねこすりさんカッコ良かったよ

相手の足もとになら瞬間移動できるってなかなか強みだよね空間移動というか死角移動に似ている

学園都市の名無しさん |URL | 2014/04/15 23:25 * edit *

さすがに今回の内容でオカルト「コメディ」を名乗るのは無理があると思うのですよ!

学園都市の名無しさん |URL | 2014/04/15 23:26 * edit *

・「剛士晶」秘書の参照画像間違ってまっせー
・今回はかまちー節ノリノリでしたなぁ、「ゴキブリ野郎」は震えたぜ「父ちゃんは負けないよ」が涙をさそう
>舞さんは「正義のヒーロー」なんかじゃないんです…あくまで「仕事人」なんです。
・つーか2巻で言ってたと思うけど「忍者」としては正統派な気が、フリーだけど
>作中でもチラホラ言われている「菱神家」の秘密がちょっとだけ明かされる話でもありましたね。
・ちょっと曖昧でしたけど、基本菱神家の女は生まれたら殺されるのが普通なんですよね
 舞さんはまだわかるけど、艶美ちゃんの方が謎が深い……
・しかしインテリは男キャラ※1に味があるなぁ。兄ちゃんも妖しいが冒頭竹光の殺し屋やマイケルやトマス事務総長もいい感じ……って使い魔(?)がリャナンシーだと!!w
※1 つか……かまちーって基本男キャラの方が濃い気がする、女キャラは属性は盛るんだけどヴァリエーションは英国女王あたりで出つくしてるような……まぁインテリと「簡単な」ではちょい変わってきてるけど

雷猫 |URL | 2014/04/16 00:38 * edit *

すねこすりと聞くとどうしても信奈の方のすねこすりを思い浮かべてしまう…

シリカ |URL | 2014/04/16 14:58 * edit *

プリンセスハオ……

学園都市の名無しさん |URL | 2014/04/16 15:20 * edit *

すねこすり・・・人のすねをすりんとこするだけの動物萌え妖怪がここまでカッコいいのはインテリビレッジだけ!!、

電子の海から名無し様 |URL | 2014/04/16 17:35 * edit *

乙でーす
ああインテリ面白い
実はかまちー作品の中ではとあるシリーズに次いで好き

ナツキ |URL | 2014/04/17 01:36 * edit *

ゴメンよすねこすり、最後の雑誌だけ買わなくて(インテリ4巻を読みながら)

老人達のスネからスネへ高速移動するすねこすりさんマジハードボイルド
そして菱神の男...そうだよな、女がいるなら男もいるよな、常識的に考えて

zukopika |URL | 2014/07/11 10:17 * edit *


>全国のすねこすりファン必見の短編でございましたよ…。
アリサ役の三澤紗千香さんは大の妖怪好きで、さらにすねこすりがお気に入りだそうです。

学園都市の名無しさん |URL | 2015/02/05 22:54 * edit *
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