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 『インテリビレッジの座敷童』 2巻 感想

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凄まじく遅れましたが、『インテリビレッジの座敷童』第2巻の感想です。
田園風景と最新鋭テクノロジーのコラボエリア“インテリビレッジ”を舞台にしたオカルトコメディ第2弾!
今回は前巻より格段に面白くなってましたよ…ネタバレありなのでご注意くださいませ。


「田舎に帰って静かに暮らそう」「田舎の食事は美味しい」「田舎の空気は綺麗」…そんな人々の理想に注目し、
最新鋭のテクノロジーによって「田舎という高級ブランド」を演出・維持している近未来都市、『インテリビレッジ』
小川を流れる水や、畑の農作物、無造作に生える雑草、綺麗な空気…全て数値化されて完全管理されている。
―――が、その「田舎」の演出が完璧だからこそ…「妖怪」という存在がインテリビレッジに住み着いてしまいました!
座敷童子、雪女、猫又、サキュバスなどなど…普段はグータラでも、実は凄まじい能力を持っている妖怪達。
しかしその妖怪達の能力に目をつけ、「パッケージ」として悪用する連中も現れます…。(禁書の術式的な感じ

そしてこの物語は、そんな「パッケージ」に巻き込まれた主人公達が奮闘する…オカルトコメディ第2弾です!
もう世界観やキャラが魅力的だからこそ第2巻の発売が嬉しくて仕方が無いんですけど、
今回も鎌池先生は読者の予想を超えてきましたね…正直1巻より2倍ぐらい面白いですよ!

とりあえず前回の感想と同じく、ストーリーの紹介も交えながらキャラごとに感想を書いていきます。
…鎌池先生の作品にこんなツッコミを入れるのは遅すぎる気もしますけど、また一気にキャラが増えたなぁ…。


▼製作者さんスゲェ!ひと目で分かるインテリ2巻相関図(クリックで拡大)
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■陣内 忍(じんない しのぶ)■

「妖怪好かれ体質」のせいで色んな妖怪を呼び寄せてしまい、(ハーレム体質とも言える
その喋り方、リアクション、命を賭けて弱者を助ける行動など…第1巻では完全に上条さんだった忍君。
しかし第2巻では彼の行動理念や心情が語られ、上条さんとは完全に別の主人公として描かれていましたね。

子供の頃…大好きだった座敷童子・縁さんと永遠の時を過ごすため、「妖怪になりたい」と願った忍君。
…今は縁さんに対してツンツンしている忍君にも純情だった頃があったんだなぁ…と思うとニヤニヤしちゃうんですけど、
その純情だった心は「思春期」という精神的な成長で塗りつぶされてしまいましたね。
いつまでも縁さんを好きでいられない…同年代の友人と自分の違いに困惑し、気恥ずかしさを覚え、
「大好きなお姉ちゃん」的な人だった縁さんを性的な目で見てしまう自分に嫌悪する…。
…たぶん真面目で優等生な忍君が髪を金髪にしているのも、その反抗の表れなんでしょう。

それでも「寿命の長さなんて人間と妖怪の交友には関係無い」という結論に辿り着き、
人間と妖怪の間に温度差を感じながらも…最後は平穏な共同生活を送っている点は好感が持てますよね。
達観しているようで、実は不完全というか…良くも悪くも「普通の男子高校生」なんでしょう。
また、サキュバスから「淫夢」も見せてもらって期待しちゃうあたり、エロスに対しても正直です。
…まぁその期待も虚しく、ブドウのように全身がおっぱいの怪物に襲われる夢を見ていましたけどねw
そりゃ逃げ出すわ…いや、でも淫夢と分かってるのなら少し触りたい気もするな…。(ぇー!?)



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■座敷童子・縁(ゆかり)■

今回も基本的に家でグータラして、通販で買ったゲームやおもちゃで遊んでいた縁さん。
…あの胸やら足やら見え隠れする着物で電動スクーターを乗り回す縁さんを見たくて仕方が無いんですけど、
あとがき&本編の描写から…縁さんの忍君に対する感情は「ブラザーコンプレックス」的な物だと判明しましたね。

昔は「大好きな縁お姉ちゃんとずっと一緒にいる為に妖怪になりたい」と学校の作文に書くほど純情だった忍君。
…たぶん縁さんはそんな忍君を"弟として"溺愛していたんでしょうけど、
思春期を迎えた忍君はツンツンするようになってしまい…縁さんは寂しさを覚えているんでしょうね。
だから忍君が寝ている間にコッソリ布団の中に潜り込んだり、
忍君が自分の事を拒絶している今の現状に悩んでいるんでしょう…完全に保護者だなぁ。

ちなみに縁さんは、上記の作文を年に2回ぐらい持ち出して忍君をからかっているそうですけど、
これも「昔みたいに弟として甘えて欲しい」という感情の表れだよなぁ…。
あとがきで鎌池先生も「忍が『お姉ちゃーん』と甘えたら一発でハートを射抜かれる」と言ってますし…。
ただ、これだけ忍君に対してブラコン的な感情を持っている縁さんですけど、
忍君と男女の関係になるのは絶対に拒否しているんですよね…あくまで保護者として忍君を愛している。

…彼女の曖昧な立ち位置がどう変化するのか今後も期待なんですけど
とりあえず「縁さんが忍君の布団に潜り込む」→「忍君が寝ぼけて『お姉ちゃん』とか言って縁さんを抱きしめる」→
「縁さんは鼻血を出しながら興奮する」
とかいうシチュエーションを今考えました。うむ、良いよねブラコン!



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■雪女■

表紙に雪女ちゃんが来たから彼女がメインだと思ったけど
別にそんな事はなかったぜ!
…という事で、あんまりストーリーに絡まなかった雪女ちゃん
まぁスク水でビニールプールに入ったり、相変わらず忍君にデレデレだったり、
電動スクーターで転倒しそうになったり、沖縄育ちのシーサーを嫌がったり…。
そりゃ超可愛いんですけど…彼女の心情や性格が語られるストーリーが無いせいなのか、
「雪女」というキャラクターが未だに見えてこないんですよね。

あの猫又さんだって陣内家に来る前の過去が語られたり、自分の今の立ち位置をアピールするシーンがあったのに、
雪女さんは未だに「忍さん大好き」なだけだもんなぁ…もっと!もっと彼女メインのエピソードを!
…でも忍君って、妖怪のシステムや法則をグチャグチャにしない為に…パッケージの事件の巻き込まれても、
「致命誘発体(人間を死に至らせる能力がある妖怪)」に頼らないスタンスなんですよね。
なので縁さんには頼っても、雪女ちゃんには頼らないという…。

…なんだろう、家でグータラしてるポジションや「水色の髪の毛+白系の服」というビジュアルも含めて、
なんか雪女ちゃんが某ハラペコシスターと重なってきたんだよ!猫又さんがスフィンクスにしか見えません!



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■サキュバス■

第1巻では全てを操っていた黒幕として最後に登場し、なぜか陣内家の住人になったサキュバスさん。
…もう相変わらず オリアナさんに匹敵する歩く18禁なスタイルを貫く彼女ですけど、
まぁ流石に目の毒だったのか、物語の後半ではTシャツを着せられていましたけど
どうやら宅配便のサインを使って忍君と契約をした彼女の狙いは、あくまで自分の身を守る為だったようですね。

忍君は第1巻のラストで、世界を裏から操る大組織『百鬼夜行』のピンチを救っている…。
そしてサキュバスを攻撃しようとすると、そのご主人様である忍君を攻撃する事になる。
つまり彼に借りがある『百鬼夜行』も敵に回す事になる、と…。
まったくもう!なんて腹黒サキュバスなんでしょう!これは忍君お仕置きしないと!(カチャカチャ

―――が、第4章でサキュバスさんは今回のラスボスである「魔女」に速攻で寝返り、
新しく契約を結ぶため―――今の契約者である忍君の胸をアイスピックで突き刺しましたね!な、何をするだぁーッ!!!
まさかサキュバスさんのエロボディにチ○コを刺そうとしたら逆に刺されるなんて…という冗談はさておき、
どうやらサキュバスさんは内蔵の間を通してアイスピックを刺していたらしく、殺す気はゼロだったようですね。

そして忍君が死んだと勘違いした「魔女」を自爆させた、と…最後の最後で良い所を全て持ってちゃったなぁ。
…あくまで「魔女と契約するより忍君と契約してたほうが安全」という打算的な考えで活躍した彼女ですけど、
忍君を殺した後に魔女を裏切る→敵の組織ごと乗っ取る事もできたと思うので、
なんだかんだ忍君の事を気に入ってるんだろうなぁ…もう吸精しちゃえよ!寝込みを襲っちゃえよ!

それとサキュバスさん、自分と最初に契約した「古いご主人様」の話をしてましたけど、
15世紀に火炙りで処刑された事といい、彼女の友人がパリ近辺にいる事といい、
たぶん中世ヨーロッパで爆発的に増えた魔術師・錬金術師なんだろうなぁ…実在する人物かもしれませんけども。



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■小手蜜 惑歌(こてみつ まどか)■

姫神「この子。私と。同じ臭いがする。」

もう何も言うまい…雲川先輩のような権力と聡明さを持ち合わせ、
カラーイラストでは高校生とは思えない巨乳スク水を披露したにも関わらず、
第1巻に続いて今回もストーリーの主軸にまったく絡まなかった惑歌ちゃん可哀想過ぎる…わりと好きなのに…。



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■菱神 舞(ひしがみ まい)■

人工的な式神『死出の竜姫』を仮想的として自身の肉体を限界までチューンナップし、
人間の身にして並の妖怪より強いというチート主人公でありフリーランスの仕事人、菱神舞さん
つまり彼女が"自分より弱い"拳銃や『死出の竜姫』に頼る時は、「8~10割負けている」状態なんだそうですけど、
舞さん8割負けすぎだよォ!第1巻に引き続いて拳銃をパンパカ抜いてるよ!
「拳銃を抜いたら8割負けだってのに」というセリフを3回ぐらい聞いた気がするよォ!

もう第3章でこの有り様なのに、第4章の冒頭から舞さんが完全敗北 してた時は泣くかと思ったんですけど、
どうやら第4章の舞さんは、自分の肉体より弱い切り札である『死出の竜姫』を発動する→
負けたと勘違いさせる→わざと操られて敵を内部から探っていたようですね。
つまり第3章で「~を使ったら~割負ける」というセリフが多かったのは、
第4章でそれを逆手に取った展開を読者に見せる為だった、と…鎌池先生やるなぁ。

それにしても舞さん…「報酬を取り合う事になるから」という理由で同業者を皆殺しにした癖に、
自分と相性の悪い「病魔の使役者」さんには共闘を持ちかけるとかフットワーク軽いなぁ!思わず笑ったわ!
しかも仕事の邪魔になる人間は下っ端だろうが容赦無く射殺して、
自分が助かる為なら愛玩動物ポジションだったすねこすりの顔面に銃を撃ちこんで…。
もう清々しい程の外道というか、仕事の為なら笑顔で他人を殺せる人間と言いますか…。
禁書で例えるなら、バードウェイさんに木原君の外道っぷりを注入した感じでしょうね。最悪だーッ!

あと関係無いですけど、「病魔の使役者」って間違えて「病理の使役者」と読んじゃいますよね。
木原病理を使役する陰陽師とか…あんなん絶対に妖怪より強いわ…ネッシーだぜネッシー…!



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■内幕 隼(うちまく はやぶさ)■

「とある魔術の禁書目録」には、よく「カッコいい大人」というキャラが登場しますよね。
黄泉川先生、御坂旅掛さん、旧約19巻で浜面にヘリコプターを貸した女性などなど、
超能力者や魔術師のような強さなんて無いけど、大人の経験とプライド、信念で困難に立ち向かう人々が存在します。

そして隼さんは、その「カッコいい大人」に分類されながら「主人公」という特殊な立場にあるんですよね。
忍君より荒事や裏の世界に慣れていて、舞さんより戦闘面で劣って裏の専門家じゃない…。
それでも自分の心に刻んでいる信念の元に突き進み、正義を実行する姿は異常にカッコいいです。
もう3人の主人公の中で1番大好きだったりします。正直この人だけで1冊出して欲しいです。(ぇー)

犯人グループから集団リンチされて病院に運ばれたにも関わらず、
事件が解決してないのなら手術衣からスーツに着替えて聞き込みに向かう…。
そして犯人の罠にはまって自分が指名手配される立場になって、
周囲の人間がほとんど敵に回っても、1人の少女を助ける為に奔走するとか…そりゃ艶美ちゃんも惚れるわ…。

また、禁書に登場する「カッコいい大人」と同じく、セリフがカッコいいのも良かったですねー。
体がボロボロになっても事件の調査を続ける隼さんに対して
「なんでそんなに本気になってるの?ただの仕事でしょ?沢山ある事件の1つに過ぎないんでしよ?」と聞かれても、
「これでも第一志望…とは言わないまでも、第一志望ぐらいのお仕事なんですよ。
 好きでやっている事には命を懸けられる。そういうものでしょう?」
と答えたり、
妖怪を使って大量の人間を利用して、人の命まで奪った極悪人の黒幕に対する決め台詞が、
「住居不法侵入、殺人未遂、未成年者略取の現行犯だ」とか…あくまで「警察官」として逮捕する。

隼さんがメインで活躍する第3章が1番ページ数が多かったですし、
あとがきでも鎌池先生が色々と構想を練っているみたいなので、今後の活躍にも期待ですよ!
…それにしても鎌池先生、隼さんの事を「生者にしか興味を持てない刑事」
艶美ちゃんの事を「死者にしか興味を持てない推理マニア」と言ってましたけど、
艶美ちゃんが興味を持っているのは隼さんだけだと思うんだ…第1巻よりラブアピールが露骨すぎるぜ…。



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■北条 統次(ほうじょう とうじ)■

「人間」という存在を「妖怪」に変質させる事が目的の組織、『悪鬼羅刹』に所属する第1章と第2章の黒幕北条さん
世間的には水墨画メインで「妖怪画」を書く芸術家なんだそうですけど、
その実力は「書いた妖怪の能力を一時的に行使できる」という凄まじい物であり、
雪女ちゃん200人分の力を使って舞さんを戦慄させていましたね…。
さらに心霊写真を破くと災いが起きるように、その妖怪画を破壊するのもアウトのようです…こりゃ強すぎる。

―――第1章では幼い頃の忍君と同じく「仲の良い妖怪と永遠に生きたい」という小学生・米咲尋くんの願いを利用し、
「1人を取り殺すと7人の内の霊の1人が成仏し、替わって取り殺された者が7人の内の1人となる」という特性を持つ
「七人ミサキ」のパッケージで米咲君を殺そうとしましたが…忍君の決死の努力で阻止されましたね。
まったく…SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で言葉巧みに小学生を騙し、
「人間から妖怪への変化」を試そうとするとか糸目キャラ=曲者の方程式に例外無しですよ!(ぇー)

しかも事件が終わった時にはもう逃亡済みとか…まぁ米咲君は無事でしたし、
パッケージに組み込まれた「七人ミサキ」も優しい忍君のおかげで海に帰されたんですけどね。
…それにしても、この「七人ミサキ」…ちょっと上のカラーイラストを見れば分かる通り7人とも女性なんですよね。
つまり米咲君を取り殺すと6人のお姉さん+1人のショタという妖怪に…!
…なんかパッケージの仕組みを壊そうとする忍君を本気で邪魔してましたし、
陸に上げられたくない…というだけではなく、わりと本気でショタコン7人だったのかもなぁ。

――― そして北条さんは第2章でも再登場し、その本性を現します…。
どうやら彼の目的は「人間から妖怪へのシフト」ではなく、「妖怪から神へのシフト」だったようですね。
古い家柄に住み着いている「守り神」を操り、神と妖怪を自由にギアチェンジする、と…!
その目的を叶える為に北条さんは『悪鬼羅刹』の首脳陣を虐殺し、
事件を追いかけていた舞さんをチート妖怪画で殺そうとします!

…が、操ろうとしていた守り神が舞さんに味方し、
人類最強&守り神のタッグと戦う事になって敗北しちゃいましたね。南無。


■東条(とうじょう)■

『SNS殺人』―――北条さんが米咲君をSNSのコメントで騙していたように、
連日連夜かけてSNSを『炎上』させ、SNSの管理者…ターゲットを自殺に追い込む恐ろしい殺人手段…!(こえー!
しかしそれはあくまで「結果」であり、真の目的はターゲットを学校や社会から「孤立」させる事だったようですね。
確かに、友人のSNSを見たら罵詈雑言が書かれていた…なんて事になったら、その友人の評価も変わるかもしれません。
そしてターゲットの親に「貴方の子供さんが学校で孤立する事を止めたければ金を出せ」と脅しをかける、と…!
…が、孤立したターゲットは自力で犯人グループの居場所を突き止める事もあったようですね。
結果、焦った犯人グループは真相に近づいたターゲットを自殺に見せかけて殺害…これが「SNS殺人」だったようです。

しかしこの犯行には流石に無理があったらしく、ターゲットの孤立→脅しが上手くいかなかったようですね。
そこで目をつけたのが「人面瘡」という妖怪の一種…人の業に反応して感染する奇病!
どうやら犯人グループは「妻田澪」という女の子を使って「人面瘡を自由に発症させる」パッケージを作ったらしく、
親が金持ちな子供をターゲットにする→人面瘡に感染させる→脅す…という流れを確立させたようですね。

―――が、そのパッケージに目をつけたのが『悪鬼羅刹』の4幹部の1人、東条でした。
人面瘡のパッケージに巻き込まれて失踪した妻田澪…それを必死で調べる刑事がいましたが、
なんとその刑事を東条が殺害し、調査結果を奪ってしまいましたね。
さらに海原に化けたエツァリよろしく、東条はその刑事の顔まで奪ってしまいました…!
こうして東条は警察の内側でぬくぬくと「人面瘡」の情報を集め、隼さんにも協力していたようです。

そんな東条の目的は…「人面瘡の感染源」にされた妻田澪の方でしたね。
なんと人面瘡を他人に感染させると、その感染源にされた妻田澪の方にも人面瘡が増えるらしく…、
隼さんが彼女の元に辿り着いた時、妻田澪は全身が人面瘡の塊になっていました。
肉体の内側まで「人面瘡」という妖怪で蝕まれ、餓死する事もできず飼育される女子校生、妻田澪…。
キツイ…この話は本当にキツい…ダークかまちー爆発ですよ…むごすぎる…。

これだけ人間から妖怪に変質した存在は貴重だ…そう考えた東条は彼女を連れて行こうとします。
…が、真実に辿り着いた隼さんが言い放った「お前は妻田澪なのか」という言葉に反応し、
なんと「妻田澪の形をした人面瘡」は爆散して消えてしまいましたね!
うーん、このシーンはちょっと意味不明だったんですけど、
もう妻田澪は完全に人面瘡として変質していた→妻田澪の要素が無い→
真実を突きつけられた人面瘡がまとめて消滅した
って事でいいんでしょうか?
東条には見えず、隼さんには見える本物の妻田澪…という言葉もありましたし、もう幽霊になっちゃってるのかなぁ。

ちなみに東条は骨髄に「犬神の血」を移植して妖怪を操っていたようですけど、
隼さんから受けたダメージで血流に流れが乱れる→妖怪を操作できなくなり、最後は敗北しましたね。
その後、妖怪に関する最大組織「百鬼夜行」の手によって犬神の血が抜かれる…と思いきや、
仲間から口封じの意味も含めて爆殺されるという結末でした。
…必死で事件を追っていた刑事(巴ちゃんパパ)を殺して入れ替わるなど、
東条は本当に極悪非道の悪人だと思ったので、爆殺ENDは普通にざまぁと思いましたぜ!
というか人が死ぬ事が少ない禁書と違って、ゴミのように人が死んでいくなぁ…絶対にコメディじゃねーよ…。


■南条■

南条「北条と東条が死んじまったなぁ!」

西条「そうね」

南条「北条は自分の身も守れねぇ馬鹿野郎だぜ!」

西条「そうね」

南条「でも死んで良かったぜ!やっぱ組織は先鋭化されねーと!」

西条「そうね」

南条「人数が少ない方が組織が機能するからオッケーだぜ!


西条「うん、それなら幹部が2人っておかしいよね?」

南条「えっ?」

グッシャアアアアアアアアアアッッッ!!!!!



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ウートガルザロキ「南条がやられたようだな…!」
シギン「ククク…ヤツは4人の中でも最弱…!」

乱数「出オチ四天王の面汚しよ…!」


■西条■

頂点は常に1人!…という感じで、仲間である南条さんを殺して「悪鬼羅刹」の頂点に君臨した西条さん。
…まさかカラーイラストにも登場してる南条さんが数ページで殺されるとは思ってなかったんですけど、
やはり西条さんは東西南北の最後の生き残りという事で実力も高く…、
書いた文字に妖怪の力を宿らせるという、北条さんに匹敵する力の持ち主でしたね。
さらに西条さんは、北条さんとの戦いでダメージを負った舞さんを手駒として操る始末!

やっぱりいちご100%で勝利した西野よろしく、最後に君臨するのはこの西条だァーッ!…と思いきや、
操られていたのは舞さんの演技だったらしく…最後は肉塊になって死亡しましたね。南無。
というか1番最初に登場した北条さんが1番強かったんだなぁ…悪鬼羅刹…。
てっきり禁書の「神の右席」的なポジションかと思ってたのに、あっさり壊滅したぜ…。



■魔女マルグリット=スタインホルス■

「悪鬼羅刹」
をサポートしていた真の黒幕であり、今回のラスボスさん。
どうやらこの作品に登場する「魔女」とは「悪魔の力を肉体に組み込んだ異形の存在」らしく、
その実力は人類最強の舞さんと五分五分のようですね…。
しかし彼女の真髄はその強さではなく、「妖怪を変質させる」という点にありました。
なんの特性も持っていない妖怪を捕獲し、自由に伝承を付け加えるように…存在そのものを作り替える!
彼女の手にかかれば、無害な唐傘お化けや提灯お化けも「妖怪を支配する妖怪」に変える事が可能のようですね。

そして彼女の目的は、忍君と契約しているサキュバスとの契約でした。
妖怪の中でも高位の存在であるサキュバス…彼女と契約し、さらに高位の存在に書き換える、と…!
その狙い通り、ご主人様である忍君をアイスピックで刺したサキュバスと魔女は契約しますが、
それはサキュバスの罠で…魔女は「別の悪魔」と契約させられてしまいましたね。

まず内蔵を傷つけないように忍君をアイスピックで刺して、今のご主人様と契約が終わったように見せかける。
そして本当に書かれている文字が隠れている「サキュバスの真名」を見せ、別の存在と契約させる、と…。
その結果、魔女は「七つの大罪」レベルの悪魔と契約を結んでしまい、自爆していましたね。
…まぁサキュバスさん曰く、悪魔に必死で命乞いして死んではいないそうなので、今後の再登場に期待です。
というか彼女の名前である「スタインホルス」って、絶対に乳牛のホルスタインだよね…爆乳魔女…。



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■祝(はふり)■

妖怪絡みの事件を束ねる最大組織「百鬼夜行」のボス、祝ちゃん
…第1巻ではクーデターの影響で組織が壊滅寸前まで追い込まれてましたけど、今回もひどい有様でしたね…。
犬神の血を宿している東条から能力を奪おうと手術の手配をしたのにその東条が爆殺されて、
100人の幹部の中に裏切り者が出てきちゃって、魔女の注意をこっちに向ける為に飛行機から飛び降りたのに、
その魔女は見向きもせず忍君の方に行っちゃって…いくら何でも裏目すぎるよ…まだ10歳の祝ちゃんが泣いてるで…。


■全体的な感想■

…という事で一気に話のスケールが大きくなった気がする『インテリビレッジの座敷童』第2巻ですけど、
第1巻の時点では「キャラ属性の塊」という印象があった登場人物の内面が描写され、
ショートストーリーが独立していた第1巻と違い、全ての章がリンクしている…!
また、そのストーリーも…単純に妖怪の特性を利用した事件というワケではなく、
その裏にある黒幕の目的や、巧みに被害者の真理を突く方法などなど…かなり読み応えがありましたよ!
…でもアレだなぁ…面白い、実に面白いんですけど、驚くほど凄惨・殺伐とした血みどろ合戦すぎて
キャラクターの萌え要素やギャグが少なめだったのが残念でしたね…オカルトコメディ?何それ?美味しいの?

それでも、各国に存在するっぽい「魔女」というステータスや、
悪魔「七つの大罪」などなど…今後に活かせそうな設定が増えたのはワクワクしますよ!
また、艶美ちゃんのクラスメイトである気が強い美少女・巴ちゃんや、(この子絶対に隼さんとフラグ立ってるよね
今日もインテリビレッジで唐傘&提灯と楽しくやっている米咲君、
そして悪魔に泣いて命乞いしてる爆乳魔女・マルグリット=スタインホルスの再登場も気になりますねー!

どんどんストーリーの面白さも増しているので、こりゃー3巻にも期待ですよ!
…でも第3巻は、話の焦点をパッケージのギミックや謎に当てるだけではなく、
キャラクターの内面や心理描写にも当てて欲しい所ですね…惑歌ちゃんの肩に姫神の手が…。
あと、毎回人の命に関わるような話ではなく、妖怪を変な事に使うギャグ回も見たいなぁ…。
そんな感じで第3巻も楽しみです!ではまたー。


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「悪鬼羅刹」の四幹部、東条さん、西条さん、南条さん、北条さん…。
この4人を操っていた真の黒幕は上条さんである可能性が微粒子レベルで存在する…?

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コメント

○条さんとかいう黒幕

つか東西南北なら最初にいちご100%を思い出すなあ

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/19 08:57 * edit *

待ってましたインテリビレッジの感想!
前回と比べれば何人かのキャラの内面が描写されていてもっと登場人物について知りたくなりました。

次回も楽しみです。

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/19 09:30 * edit *

南条さんので落ちっぷりは読んでて吹きましたw自分も隼さんのパートが一番楽しめました
とはいえ全体的に前巻よりは面白かったので3巻も楽しみです!
五本指の残りの4人も気になる…

名無しさん |URL | 2012/12/19 11:11 * edit *

>惑歌ちゃんの肩に姫神の手が…。

人を。背後霊みたいに。言わないで。

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/19 12:28 * edit *

表紙から今回は雪女回かと思ったらそんなことはなかったぜ!
鎌池作品のあらすじがアテにならないのはヘイヴィアが謎の没落貴族呼ばわりを受けた時点でわかっていましたが
もはや表紙すらアテにはできないとは・・・

次巻ではあらすじと表紙でスルーしておいて惑歌ちゃんが大活躍する可能性が微レ存?

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/19 12:59 * edit *

>グッシャアアアアアアアアアアッッッ!!!!!

oh……。

MTL |URL | 2012/12/19 15:14 * edit *

これは逆に上条さんがそげぶされる可能性が微粒子レベルで存在する?

s/r |URL | 2012/12/19 15:52 * edit *

内幕さんのカッコイイセリフがシュールギャグみたいになっとる

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/19 16:03 * edit *

上条さんまじぱねぇwww

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/19 16:06 * edit *

やっぱり鎌池先生の作品に登場する「カッコいい大人」は素敵ですねー
自分も正直、鎌池先生には内幕さんのような「カッコいい大人」だけが主人公の本を出して欲しいですよ

デビさんの感想記事でザロキさん、シギンさん、乱数ちゃんがまた見れるとは・・・
そして出オチ四天王としてパワーアップしたネタで現れるとは・・・
この新約4巻出オチトリオ好きだから下へスクロールして出てきたときは吹き出しましたよww

感想記事おもしろかったです!お疲れ様です!

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/19 17:03 * edit *

インテリキター!
キャラ立ってるし面白いのにあまり話題にならなくて悲しい・・・。

>この4人を操っていた真の黒幕は上条さんである可能性が微粒子レベルで存在する…?
下っ端戦闘員の下条さん。画面いっぱいの下条さん。次から次へと殴り飛ばされる下条さん。

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/19 19:10 * edit *

主人公が3人なのでそれぞれの話に深みが足りなく感じますね。隼さんだけで書いてほしいというのはよくわかります。
それでも次を読みたくなるのはさすがかまちーというべきか。妙に中毒性があるから困りますw

k |URL | 2012/12/19 19:42 * edit *

南条さんKOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE

一般人 |URL | 2012/12/19 19:52 * edit *

博士「魔術サイドは出落ちキャラが多くていかん」
佐久辰彦「木原乱数のようにはなりたくねえな」

名無しさん |URL | 2012/12/19 20:04 * edit *

南条さんワロタw

にしてもこの作品はイラストが大人すぎて友人に薦めるのためらうわー(真顔)

ぴみんく |URL | 2012/12/19 20:28 * edit *

正直、今の今までインテリにあんまり興味なかったんですが南条の項目で腹筋がヤバいw
明日、これだけでも早速見に行くかw(それにしても、かまちーの担当する絵師の無駄労力は相変わらずだな。まぁ、そこも好きなんですがw)

ジャックポット |URL | 2012/12/19 20:59 * edit *

今回のVIPは南条だな(出落ち的に)

モノケモノΣ |URL | 2012/12/19 21:03 * edit *

南条さんお疲れ様で
すっww

GX |URL | 2012/12/19 22:30 * edit *

感想お疲れさまです!
>>この4人を操っていた真の黒幕は上条さんである可能性が微粒子レベルで存在する…?
それ上条さんがそげぶされるフラグじゃないですかー!やだー!!

>第1巻ではクーデターの影響で組織が壊滅寸前まで追い込まれてましたけど、今回もひどい有様でしたね…。
かまちーのことだから3巻じゃもっとひどい展開になりそうだ・・・

獅子丸 |URL | 2012/12/19 22:33 * edit *

出オチ三人集にワロタwww

名無しさん |URL | 2012/12/19 23:52 * edit *

いや、乱数お兄ちゃんは一応活躍してたよ! シギンさんよりはな!

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/20 01:04 * edit *

博士「出落ちとかwwwwwwwww」
鉄網「ねえよ、ねえ」

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/20 01:47 * edit *

デビさん、感想お疲れ様でした!(*´ω`*)ペロペロ
■雪女■
>なんか雪女ちゃんが某ハラペコシスターと重なってきたんだよ!
俺は鎌池先生を信じますw。
■菱神 舞(ひしがみ まい)■
個人的に彼女のストーリーが一番好きです。すねこすり可愛いですし、病魔の使役者は予想以上にイケメンでビックリ!彼は体術も凄そうですね。
■内幕 隼(うちまく はやぶさ)■
カッコ良いですけど、あんまり活躍し過ぎるとガチの推理物になってしまうw。コメディどこ行ったw。
■南条■
い~いパンチだ~。腹筋を貫かれるのは、何時以来かッッ!!!!てゆーか、デビさんの記事が面白過ぎるwww!
■西条■
ぢゅっびゅ!?(名台詞)

オカルトコメディって文句に釣られて読み始めた俺としては、もう少しコメディ要素を増やして頂きたい所ですw。でも、あとがきを見ると鎌池先生は、内幕さんをプッシュして推理物を書きたがっている様に思えるんですよねw。
あと最後にデビさんに一言。
シーサー様の個別感想が無いのは何故ェ!(´;ω;`) あの御方こそ今回のコメディ体現者ッ!クローズアップキボンヌ!(いや本当に面白いですよ?シーサー様は。去り際なんて屈指の名シーンですよ?)トコトコ
何にせよ、3巻も楽しみです~♪デビさん、感想ありがとうございました!(*´ω`*)

タク |URL | 2012/12/20 15:21 * edit *

感想乙です! ちょーおもろかった。

さすがかまちー。禁書信者でよかった^^ インテリ3巻楽しみです!
インテリ3巻に上条が出てきたら学校やめて電撃に努める

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/21 14:24 * edit *

鉄網「みんな、私のこと覚えてる?」
山手「登場した時には死体で、顔を奪われてたぜw」
馬場「くくっ、みんな小物だね。 出オチキャラでありながら、超電磁砲に出演した僕の足元にも及ばない」
UNKNOWN「俺も一応出演しましたけど、覚えてますか?」

k |URL | 2012/12/22 19:28 * edit *

>人が死ぬ事が少ない禁書

禁書も上条さんが出ない話だと、割とボロボロ死にますよ。
旧約15巻や19巻では、名前のない端役まで含めると、かなり死んでます。

学園都市の名無しさん |URL | 2012/12/22 19:36 * edit *
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